第1回工事説明会議事録

 

日時:2016年2月24日(水)18時30分~21時

場所:文京シビックセンター3階会議室

出席者:馬淵建設(以下M建設にて表記)より3名(担当課長K氏、現場監督M氏、営業課長O氏、営業F氏)および近隣住民数十名

 

M建設:本日は工事の説明会につき、事業主は出席いたしません。事業主への質問等がありましたら申し送りする。

住民側:先日問い合わせたところ本契約は結んでいない状況だが現在はどうか?

M建設:本契約は結んでいる。

住民側:現在、住民側としては設計内容の変更を求めているが、その辺の経緯は聞いているか?

M建設:内容については聞いていない。

住民側:現場看板の建築面積等の数字が変わっているが、その理由について説明してほしい。

M建設:確認の数字に書き換えたとは聞いているが詳細はわからない。

住民側:今日はあくまで設計については納得していないが、どのような方法で工事をするのか参考で聞くつもりである。

M建設による工事説明(概要、作業時間、休日、工程、搬入計画、仮設計画、杭打ち工事等)

質疑応答

作業時間について

住民側:作業時間の延長について最大何時まで行うか?

M建設:PM7時~8時程度を予定している。

住民側:最長でもPM7時までの作業を希望する。

住民側:準備期間1時間とあるが、尚美学園の工事は準備時間を含めて9時~17時であった。準備を含め作業時間は8時~17時としてほしい。

M建設:準備期間に重機は動かさないため騒音は発生しない。

住民側:準備時間には車の出入りにてエンジン音も発生する。

工事車両搬出入計画について

M建設:東側よりミキサー車等の搬出入を予定している。

住民側:東側道路に進入する車両の最大幅はいくつか。

M建設:2.5mを予定しています。

住民側:北側道路は道路法によると通行可能な車両幅は1.85m程度だが(東側は)2.5mの車両は通行可能だと行政に確認したのか?

M建設:確認しております。

※(後日、調べたところ東側道路の通行可能な最大幅は1.8m程度であった。)

住民側:8時前後は通学時間にて交通量が多く工事車両の通行は危険である。

車両は全て春日通り側からとしてほしい。生コン車の作業は春日通り側からお願いしたい。北側道路からの車の出入りも多く東側を使用するとかなりの影響が予想される。

M建設:基本的に東側通行止めは考えていないが、正直を言うと東側をメインと考えている。ミキサー車の作業に関しては道路事情を考えて東側を考えている。

住民側:コストと工期の短縮のため東側を使おうとしているのか?最近、近隣で11階のマンションが建ったが全て春日通りから施工している。東側を使わなくてはならない技術的な見解を聞かせて欲しい。

M建設:春日通側からでは歩道を跨いだ施工となり安全面を配慮して東側を使うことを考えている。

住民側:(同じ並びのビルを)A建設は春日通りから2棟も作っている。春日通りからの施工は可能である。東側道路は一切使わないとするとコストも増し計画が変わることになることを積水に伝え、設計の変更も含め3者協議を行う手順が必要ではないか?

住民側:商業地域側ならある程度の音はいたしかたないが、住居地域側では勘弁してほしい。

M建設:正直、北側、東側道路が使えないとは施主側から説明を受けていない。即答はできないが春日通り側からのみでの施工となると当初計画と変わるため、話を持ち帰ることにする。

騒音について

M建設:届出が必要な特定建設作業に関しては仮囲いに表記をして案内を行う。

住民側:杭頭はつり工事の(騒音規正法)基準値が最大85dBとなっているが、それ以下に抑えることは可能か?

M建設:基本的に85dBを上回ることはない。

住民側:では、一瞬でも基準値を超えたら作業を中断し、方法を見直すということでよいか?

M建設:(明確な返答はないが承諾の素振りを確認)

住民側:騒音は測定するらしいが記録は取るのか?

M建設:記録を取る事は可能だ。60dBの音でも苦情がでることがあり人それぞれで感じ方が違う。

住民側:信頼関係を築く上でも記録は取ってもらいたい。現場の掲示板にも騒音の記録を表記してほしい。

家屋調査について

住民側:調査対象の範囲については積水側の説明が不十分なまま止まっている。対象地区を示した図面はもらっているが、その他にも希望者がいてこちらで希望者を把握している。

M建設:工事での所掌をはっきりするためにも調査は是非やらせていただきたい。図面で記載された家屋については実施する予定である。その他にも調査希望の家があれば申し出てもらいたい。

住民側:住民側でも希望者を取り纏めるつもりだ。

住民側:区道の損傷についてはどこが保障するのか?

M建設:当社が現状復旧する。

住民側:かつて6階のビルを建てるときに区道に大きなひびが入った。杭打ち深さ45mもあるので相当な影響が考慮される。家屋調査にしても広範囲に行ったほうがよいだろう。45mの杭打ち深さは一般的な深さなのか?

M建設:杭打ちの深さは支持層までの深さにより、江戸川区で50mの杭を打ったこともある。

住民側:杭打ちの業者は決まっているか?見つかりにくいとの噂を聞いたことがあるが・・・。

M建設:そんなことはない。

工事協定書について

住民側:工事協定書を取り交わしたいが事業主の名前も入れた3者協定にしたい。

M建設:話を持ち帰り、積水に確認する。

ごみ捨て場について

住民側:現在、計画地前に2箇所のごみ収集場所があるのは知っているか?以前より積水に収集場所について話し合いをするようにと言ってはいるが、問い合わせをした形跡がない。なにか聞いているか?

M建設:東側搬入口前の集積場について、北側の掲示板下に移動したいとは言っているが話は進んでいない。我々もどなたがごみを出しているか把握したい。

その他

住民側:重機の使用による電柱破損について

M建設:埋設配管の損傷も含め、重機の取扱に注意する

住民側:工事通勤用車両の駐車、作業員のタバコ吸殻、マナーについて

M建設:作業員へのルールを徹底する

住民側:工事責任者への連絡体制について

M建設:住民代表者に連絡先を教えるつもりだ

住民側:工事期間中、現場担当者も交え定期的に協議の場を設けてほしい、進捗状況を近隣に知らせる仕組みを作ってほしい

M建設:実施できるよう検討する。以上のことを協定書に盛り込み取り決めたい。工事が実施できるか未定だが、協定書も平行して進めていきたい

施工体制について

(割愛)

説明会について

住民側:なぜ、この場に施主側(積水)が出席しないのか?(建築面積等の)数字変更もあるので積水は出席すべきだ。

M建設:今回は我々の希望として工事の説明会に徹するため、このような(2者)形式となった。今後、積水を交えて説明会を行いたい。

住民側:次回説明会については、まず積水と住民側との説明会を先に行い、3者での説明会を実施したい。

M建設:次回説明会を実施すると共に協定書を平行して進めていく。

 

3月6日説明会資料

第2回工事説明会について

工程表(変更前)

工程表(変更後)

日時:2016年3月22日(火)18時30分~22時
場所:文京シビックセンター3階会議室
出席者:馬淵建設(以下M建設にて表記)より3名(担当課長K氏、現場監督M氏、営業課長O氏、営業F氏)および近隣住民数十名
 
Aさん
区道を使わず工事を行うよう見直したようだが、工程表はほとんど変わらず竣工時期も変わっていない。本当に見直しを行ったのであろうか?

Bさん
工事協定について同意ができなければ締結しないと言っていた。さらに協定を結ぶ義務はないと言い切っていた。誠意が感じられない。

Cさん
区道は通学路として多くの子供たちがが使っている。工事車両を入れるべきではない。納得のいく説明はなかった。もう一度説明会があるのか?

Dさん
うちは家屋調査をまだやっていないが、本当に工事を始めてしまうのであろうか?

Eさん
最後に施主側(積水ハウス)の質疑応答があったが、とても投げやりな態度で住民の質問を切り捨てた。一部上場企業が示す態度とは思えなかった。

Fさん

春日通りからの工事を検討してほしいと頼んだところ、怒った強い口調で拒否された。他の質問にも対し、何度か威圧的な話し方で説明をするので怖くなり萎縮してしまい、疑問に感じたことも聞けなくなってしまった。改めて紳士的な態度で話し合いに応じてほしい。